クレジットカードの審査基準について

クレジットカードの審査についてのよくある質問は「審査が甘いクレジットカードはどれ?」というもの。 「ここよりここの方が通りやすいかも…。」といった相対的な差はありますが、「ここならまず審査に通る」といったカード会社はありません。 その理由を含め、クレジットカード会社の審査基準について大まかに説明していきたいと思います。

各社の審査基準を完全に把握している人間はいない

まず、クレジットカードの審査基準は公表されていないため、「どこが甘くてどこが厳しいか」という問いに正確に答えられる人間はいません。 もちろんカード会社で審査に携わっている方なら、自社が重要視している基準についてはおおむね把握しているはず。しかし、他社の審査基準はわかりません。 一方の条件を把握していても、もう一方の条件がわからないのでは比較することは不可能ですよね。

また、そもそも審査基準は一定ではなく、カード会社の思惑によって変動するものです。 例えば、TVCMなどを絡めた大々的な入会キャンペーンを行っているときや、カード会社の決算時期などは比較的審査が甘くなるなど。

これらの理由から、冒頭のように「どこが甘くてどこが厳しいか」を正確に答えられる方はいないという結論が導かれます。

しかしながら、カード会社のターゲットやブランディング手法、カードのスペックからある程度の予想をすることは可能です。 あくまで予想ではあり確実な情報ではないという点を踏まえた上で以下をご覧ください。

ステイタス重視のT&Eカードは審査が厳しい

T&EはTravel&Entertainment(トラベル&エンターテイメント)の略語。 つまり、T&Eカードとは、旅行に関する保険やサービスとレストランやホテル、レジャー施設などのエンターテイメント領域のサービスに特化したクレジットカードを指します。 これに該当するのは、アメックス・ダイナース・JCBの3つの国際ブランドですね。

アメックスやダイナースがターゲットとするのはT&Eを楽しむ財力のある富裕層であり、持っているだけで社会的地位を保証されるステータスカードとしてブランディングされています。 会員に要求される属性も高く、審査基準も厳しい傾向にあります。

ゴールドカードやプラチナカードなどの上位カードも同様の理由で審査基準は厳しくなります。 クレジットカードを初めて発行する場合は、これらの上位カードではなく一般カードに申し込むのが無難です。

消費者金融系のクレジットカードは審査が甘い

消費者金融系のクレジットカードとは、個人に対する無担保融資(消費者金融)を事業の中心とする企業が発行するクレジットカードのこと。 具体的にはアコムが発行するACマスターカードアイフルを運営母体とするライフカードがあります。

これらのクレジットカードは、運営母体の消費者金融に申し込みを行った利用者に対して、「同時にキャッシュカードも発行しませんか?」といった営業をしています。 なので、キャッシングの審査に通るだけの属性があれば、基本的にはクレジットカードの審査にも通ると考えられます。

T&Eカードは高額の年会費や加盟店手数料を主な収入源とするのに対し、消費者金融系のクレジットカードは会員からの金利手数料を主な収入源とします。 限度額いっぱいまでカードを使い、毎月金利手数料だけを延々と返済し続けるのが理想の顧客ですね。 このような状況に陥らないように、収支のバランスを考えて計画的な利用を心がけましょう。